日常3

○今日は通院日だった。いつも通り通所の様子を聞かれてそれに答えて終わった。数分で診察が終わってしまうので、伝えたいことがあれば紙にまとめて渡した方が良さそうだ。本音をぐっと抑えて順調であることをアピールしてしまう癖ができており、あまりよろしくない傾向だということはわかっている。できることならネガティブなことも伝えたいのだが、以前そうした際に入院を勧められてそれに従った経緯があるので、また何か言おうものなら再び入院することになるのでは、という不安があり、本当は伝えたいことを言えずにいる。話したところで解決するような類ではないということもあるのだが。以前のようにどうにもならなくなった時はきちんと伝えようと思う。

○診察が終わり、薬を受け取った後に本屋に寄って何冊か文庫本を買った。

山田風太郎『戦中派虫けら日記』読了。知人に「本を読みまくってるのがあなたに似ているから」と勧められて以来、この本を何度も読んでいるが、当然ながら答えが提示されているわけではない。どうにもならない状況をもがきながら生きている人間の姿がそこにあるだけだ。今後も読み返すことになるだろう。